新聞を片付けた後なのに、
なぜか他の広告とはぐれて
一枚だけ床に置いてきぼりにされていた折り込みチラシ。
ぽつんと床に残っていたので引きつけられました。
仏様の画像が大きく写っていたからなのか、
どういうわけだかわかりません。
その1枚だけが
床の上にひらりと残っていました。
何の広告だろう?
と裏返してみるとそこにはこんな文章がありました。
浄土真宗本願寺派のお寺から出された広告でした。
コロナが発生・流行してから1年と数か月
コロナ流行の原因は
野生動物と人間とが接近しすぎた事ではないか
というジェーン・グドオール博士の説に
そうかとうなづいてから、はや1年と少し。
生長の家総裁のブログでその内容を知り、
アニメーションで表現してみたら、
かつてなく再生回数が増え、友達もたくさんできたのは、
去年のことです(*^^)v
さて、
今、気をつけるべきは
私たちの発信する言葉ですよね。
自らの正義を信じ他者を傷つけてしまってはいないでしょうか。
その広告のこの1文に強く心を揺さぶられました。
コロナがなかなか収束しない中でいろんなことを言う人がいます。
実はコロナは脅威ではないとか、
マスクするべきしないべきとか、
不織布のマスクじゃないとだめだとか。
はたまた、
ワクチン打つべき打たぬべきとか、
夜の営業はしてはいけない、いやするべきだとか。
みんな、それぞれ各自の信念に基づいて
親切心からの発言には違いないけれど、
果たしてどれが本当なのかどうなのか、
そんなことは今の段階では知る由もないことですよね?
だって、専門家であるお医者さんでも、
10人いれば10人が、
それぞれ違うことを発言しているんですもの。
素人である私たちに分かるはずもないのです。
だから、このチラシに書いてある通り、
自らの正義を信じ他者を傷つけてしまってはいないでしょうか。
・・・私もそう思います。
だって誰にも分らないんです。
自分がこう信じているからと言っても、
それが真実であるかどうかなんてわからないんです。
「TVや新聞などマスコミの情報を
鵜呑みにしてはけないよ。」
そんなことを言う人だって、
その人が持っている情報が正しいとは限らない。
ただ一つ言えるのは、
インターネットの情報は嘘か真かと聞かれるならば、
ウソの方が多いと思ったほうがいい。
ということです。
「みんなが信じるマスコミの情報は嘘っぱちだ!」
と発信している人の情報源も、
もしかしたら、
ウソの温床からのモノではありませんか?
ネットの情報って、
不確かなものなんです。
今、私がここでこうやって書きさえすれば、
何でも自由に発信できるんですもの。
やろうと思えばウソでもでっち上げでも、
それらしく書くことはできます。
写真だって、
合成写真を作って発表すれば
それらしく見せることもできちゃうんですよね。
ウソの情報とホントの情報。
見極めることは困難です。
特に専門家でさえ分からない
未知の領域のことについては、
なおさらです。
だから・・・
自らの正義を信じ他者を傷つけてしまってはいないでしょうか。
というこの一文、
深く深く心に刻みつつ
情報を発信していかなくてはならない。
この広告を見て、
感じました。
私たち情報を発信する者は、
自分の信じる正義だけで人を傷つけてはならない。
自分の言葉で伝えるべきは、
まごころである。
それこそが、
情報を発信していく者の義務であり、
責任だ。
・・・そう、思うのです。
この広告制作者の意図とは、
だいぶそれてしまっているかもしれないけれど、
私はそんなことを感じました。